大和時代 東京時代 京都時代

大和時代 1913(大正2)年~1926(大正15)年

簡朴で、あたたかみのある作風を見せるこの時代は、楽焼をはじめ、憲吉の代表的模様 『竹林月夜』 『大和川急雨』 といった安堵の自然をモチーフとした作品が多く見られます。

また、当初から過去の様式の模倣ではない自己の個性と独創性を追及していた憲吉は「模様から模様を作らない」という創造理念を打ち立て、形において独自の美しさに満ちた白磁や、壁掛用に板状の磁器陶板を創案しています。

このほか「沢薊」「野ぶどう」模様の考案、水注、コーヒーカップ等の洋食器制作も、この頃に行われています。

◆楽焼 葡萄模様小壺

製作年:1913年 寸法:9.5cmX9.5cm
◆楽焼 象の絵角鉢
製作年:1913年 寸法:9.5cm×9.5cm
◆土焼 水注
製作年:1915年 寸法:10.0cm×17.0cm
◆磁器 白磁壺
製作年:1920年 寸法:17.0cm×17.40cm
◆磁器 白磁八角コーヒーセット
製作年:1921年
◆磁器 染付藁棒塔の図陶板
製作年:1921年 寸法:19.1cm
◆土焼 青磁彫蓼模様飾壺
製作年:1922年 寸法:20.0cm×23.5cm
◆磁器 白磁台皿
製作年:1923年  寸法:25.1cm×8.1cm
◆磁器 青磁鉄絵草模様(模高麗)壺
製作年:1924年 寸法:10.0cm×14.8cm
◆磁器 染付小屋と道模様陶筥
製作年:1925年 寸法:14.5cm×8.0cm

※ 本欄掲載の所蔵作品の中には、展示換えなどの事情により、来館時にご覧いただけない作品もございます
撮影:阿南辰秀

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東京時代 1927(昭和2)年~1945(昭和20)年

大和時代に引き続き、この時代は当時の常識を破る極端に首の低い、しかしながら柔らかな曲線が美しい深く沈んだ気品が魅力の白磁を制作しています。

また一方では、染付けや鉄描など、既成素地をもとに陶磁を生活普及品として大量生産することにも取り組みはじめました。
さらに、九谷へ赴き、模様豊かで変化に富んだ独自の世界をもつ色絵磁器の代表的作品を数多く残しており、今なお色褪せぬ美しさを誇る四弁花連続模様もこの時に完成させています。

◆磁器 色絵竹更紗模様瓢型大壺
製作年:1945年 寸法:25.5cm×28.3cm
◆磁器 白磁陰刻黄蜀葵模様壺
製作年:1930年 寸法:23.0cm×19.5cm
◆磁器 染付曲る道模様陶板
製作年:1931年 寸法:31.5cm
◆朱泥イッチン薊模様小皿
製作年:1934年 寸法:12.2cm×2.0cm
◆磁器 染付彫牡丹模様飾筥
製作年:1935年 寸法:13.8cm×7.4cm
◆磁器 赤刷毛目大壺
製作年:1936年 寸法:32.2cm×22.1cm
◆磁器 色絵金彩(変り)四弁花模様陶筥
製作年:1936年 寸法:7.9cm×9.5cm
◆磁器 色絵丸紋八角飾皿
製作年:1938年 寸法:23.0cm×2.7cm
◆磁器 色絵野草模様角陶板
製作年:1940年 寸法:28.5cm×1.5cm
◆磁器 色絵赤更紗模様飾皿
製作年:1941年 寸法:25.5cm×3.0cm
※ 本欄掲載の所蔵作品の中には、展示換えなどの事情により、来館時にご覧いただけない作品もございます
撮影:阿南辰秀

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京都時代 1946(昭和21)年~1963(昭和38)年

年齢を加えるにしたがって一段と華やかさを加え、輝きを増した憲吉の作品のなかでも、この時代で特筆すべきなのは、金銀彩の豪奢な装飾による作品の数々です。

これは色絵磁器にプラチナを混ぜた金と銀を同時に焼きつけたもので、色調の浮き上がりがちな金銀が他の色彩と調和して作品の一つ一つに王者のような風格を与え、日本の焼きものには例のない豊麗な美しさをあふれさせています。

また、新しく羊歯の連続模様を完成させたり、日常陶器の頒布にも積極的に活動。
このほか 『風花雪月』 『冨貴』 など文字模様を多様するようになったのもこの時代です。

◆磁器 赤地金銀彩染付村落遠望図大陶板
製作年:1959年 寸法:33.2cmX2.1cm
◆磁器 色絵芍薬模様壺の図陶板
製作年:1946年 寸法:30.1cm×1.8cm
◆磁器 色絵五弁花模様旅行用煎茶器
製作年:1948年 寸法:9.4cm×7.0cm
◆磁器 赤 地金彩竹模様徳利一対
製作年:1949年 寸法:8.3cm×14.2cm
◆磁器 色絵竹林月夜模様陶板
製作年:1950年 寸法:18.6cm×1.7cm
◆磁器 金銀彩羊歯模様捻徳利
製作年:1952年 寸法:8.3cm×14.2cm
◆磁器 色絵金銀彩香炉
製作年:1958年 寸法:9.2cm×7.5cm
◆磁器 白磁大壺
製作年:1958年 寸法:32.0cm×28.0cm
◆磁器 色絵春夏秋冬字灰皿
製作年:1959年 寸法:9.0cm
◆磁器 外、白磁 中、金銀彩羊歯模様陶筥
製作年:1959年 寸法:11.3cm×8.8cm
※ 本欄掲載の所蔵作品の中には、展示換えなどの事情により、来館時にご覧いただけない作品もございます
撮影:阿南辰秀

富本憲吉記念館
〒639-1061 奈良県生駒郡安堵町東安堵1442番地
tel:0743-57-3300

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